スタッフブログ
ストレッチフィットネスファインでは肩甲骨を立てる「肩甲骨はがし」の重要性とエクササイズ方法を定期セミナーでお伝えしています。
その結果、肩甲骨と胸郭、胸椎の可動性と連動性を高めることを意識して多くの方が肩甲骨をはがせるようになってきました。
肩甲骨を生かすと肩関節への負担が減り、力強く、スピードもアップします。
しかしそれをわかりやすくご理解いただくためにいつも苦労します。
先に動きだけを見せてしまうと「変な人」で終わってしまうので。。。
人間はもともと四足動物だったことを考えると、肩甲骨で体重を支えていたことが想像できます。
圧倒的な足の速さのチーターは肩甲骨を大きく動かしています。
歩くとき肩甲骨が立っています。
身近なところで猫が高い所から飛び降りた際の着地も肩甲骨で体重を受け止めています。
地球で最も重い体重のアフリカゾウも8500キロもある体重を肩甲骨で支えています。
しかも鎖骨がないため胸郭と肩甲骨は完全に分離してるので、筋肉のみで支えているのです!
人間は進化し二足歩行ですが、長い進化の歴史から考えると最近まで四足歩行だったことになり、それを考えると腕を前方に押し出す動作(肩甲骨、外転)が最も強く動かせるようにできていることがわかります。(前鋸筋の力って強いです。)
「肩甲骨はがし」は肩甲骨と上腕骨が一直線上につながって動かすことによって、結果背中から肩甲骨が浮き出ます。
いわゆるゼロポジション(肩甲棘と上腕骨が一直線上にあること)での可動域が広がるということです。
ゼロポジションにより、関節や筋に負担がかりにくくなります。
動物は常にこの状態でうごいているためハイスピード、ハイパワーを生み出せるのです。
しかし、人間の進化した結果、近年はパソコン作業やスマートフォン操作などで肩甲骨周辺の筋肉をこわばらせてしまい、知らないうちに肩甲骨の動きを小さくさせてしまっています。
そして肩こりだけでなく、腕の動き、肩へ負担のかかる状態になり肩甲骨のパワーを発揮できなくなるのです。
もしこのブログを読んでいる方で、最近筋トレをして見た目はかっこよくなり、筋力は上がったのに運動能力が上がらない、または落ちたと感じている方は一度、肩甲骨の動きを意識してみて下さい。
日頃から肩甲骨を意識して動かすことを知れば、それを防ぎやすくなります。
もちろん「肩甲骨はがしエクササイズ」を身につける事ができれば自分で肩甲骨周辺の筋肉を緩めることができます。
長くなってしまいましたが、伝えたいことはもっともっとあります。
ぜひ興味を持った方や思い当たる方は一度ストレッチフィットネスファインを体験してください。
必ず大きな違いを感じると思います。